先日、スタッフの1人が「高校の同級会に行ったら同級生から『君のところはマンションなど以外にも、住宅は設計するの?』と聞かれ『もちろん』と答えた。が、ちょっと驚いた。どうやらマンションやショッピングセンター、診療所や福祉施設、幼稚園などの仕事が専門と誤解されているようだ」と…。
しかしながら、家に住み、街に建物があるということは、私たち建築設計事務所があるということ。実は、身近な存在なのです。そこで、より分かりやすく、建築業界における私たちの役割と仕事『設計・監理』をご紹介します。
住宅・マンション・店舗・商業ビル・医療福祉施設・教育施設・工場etc…
建築物の種類は多々ありますが、すべての建物において企画設計が必要です。それを形にしていく方法は、ゼネコン工務店・ハウスメーカー等が挙げられます。設計事務所を通すことなく建てることも可能ですが、それはゼネコン工務店・ハウスメーカーの中にも設計士がいるからです。では、なぜ設計事務所があるかというと、気候・風土・敷地・ロケーション...まず土地の分析を行い、その上で施主様の要望を的確に汲み取り、専門家の視点で品質を検討し、提案設計をしていくことが可能だからです。また、自宅であればご家族の要望・夢などを全てお聞きしながら理想に近い建物にするまで、監理という専門的な観点からお力添えができます。人間一人一人顔・性格が違うように、建物にも違いがあります。建物のカルテとなる図面の保存、定期的なメンテナンスの助言・対応・処置など、永く愛して住んでいただけるためのホームドクターの役割をするのが設計事務所です。
グローバルは当たり前を大切にします。
暮らしやすいこと、心地よく和みの空間であること、安全快適であること、幸せのステージであること、施主様にとって唯一の建物を作り出します。どんな建物どんなジャンルにおいても、使いやすさ・作業効率・安全性...全てに注意を払い、建物の個性を尊重します。是非お気軽にご相談下さい。
美しい山国信州・長野県は、中央構造線や糸魚川静岡構造線など巨大な断層による悠久の造山活動によって生まれました。プレートや地殻が複雑に重なり合い、活断層もそこここに走る長野県では、歴史を紐解くと直下型はもちろん遠隔地で発生した地震と連動した被害もあります。県都・長野市では幕末の「善光寺地震」、また、昭和19年の「昭和東南海地震」では諏訪市に震度6の揺れが襲いました。昭和30年代の「松代群発地震」、平成には三水村などが被災した「新潟県中越地震」、数日前には「東北地方太平洋沖地震」に連動した地震が長野県北部で発生し、栄村に甚大な被害をもたらしました。
長野県の地震史を見ると、その被害は家屋倒壊、山崩れ、季節によっては雪崩、雨と連動した土石流などが挙げられます。平野部に河川が多い県下では、河川堆積地や河岸段丘などが多く、前者では液状化現象、後者では周辺も含めた土地崩壊に留意した建築物の計画は必須事項なのです。
私たちは豊かな経験を元に、敷地ロケーションなど土地の分析を行い把握することを重視します。季節という視座も持ちながら、敷地周辺を含めたその土地が持っている地盤特性を精査し、敷地に最適な形で設計プロジェクトは進められます。施主様の意向を反映したプランはもちろん、より安心で最適な工法を選び、免震構造、免震対策を反映させた提案・設計をいたします。当社の構造設計建築士が確実な構造設計を行います。
建築基準法遵守は当たり前ですが、設計事務所へ依頼された場合の特長に、専門家の視点で建物の品質を保ちながら施工を監理できることがあります。すなわち「手抜き工事」、「欠陥工事」にならないようにすることが私たちの工事監理業務で、責務なのです。
スタッフには構造設計のプロフェッショナルである「構造設計建築士」がいます。公共施設での耐震診断・補強設計の実績からもお分かりと思いますが、建物の耐震診断と補強設計・管理業務に関することについて、お気軽にお問い合わせください。
● 長野県農業試験所
● 信濃ひまわり幼稚園
● 若槻支所・公民館
● 長野食肉衛生検査所
● 古牧小学校 8番棟
● 野沢北・南高校耐震改修 設計・監理
● 東福寺公民館耐震・補強 設計・監理
● オルガン針(株)第3工場耐震・補強 設計・監理
● ㈱竹内製作所第一工場耐震診断補強・設計・監理
● ㈱竹内製作所戸倉工場耐震診断補強・設計・監理
● 長沼小学校耐震診断及び改修工事 設計・監理
● 信更中学校耐震診断及び改修工事 設計・監理
● 三輪小学校耐震診断
● 吉田小学校耐震診断
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